結論から申し上げますと
今回はいきなり結論から申し上げます。
『上達したかったら自分に合った練習をしてください』
フルートのレッスンを20年以上やっていますが
これをやっていない人がまあ多いこと。
私のレッスンには「他のお教室では上達しないから」
と、移動してくる方がほとんどなのですが
それまでにやっていた練習を教えていただくと
「なんでそれなの?」と驚く内容ばかりです。
その練習自体は素晴らしいものです。
そういうメソッドなのも知っていますし
私もやってきた内容だったりもするので
その練習を否定するつもりはありません。
でも「その生徒さんには合っていないよね」っていうことがほとんど。
その練習の前に必要なことだってあるし
それよりもこっちの練習の方が重要だよねって思うこと、よくあります。
練習に自分を合わせていませんか?
今はネットでいろんなことを調べられるので
練習方法だったり、教則本の流れとかも自分で調べられます。
フルートの世界にも王道の流れっていうものがあるので
この本を練習したら次はこれだよねっていうのは確かにあります。
でもそれが自分に合っているかどうかは
自分ではわからないですよね。
ソノリテを練習したら
タファネル=ゴーベールを練習したら
アルテを練習したら
上手くなる、できるようになる、上達する
なんてことはなく
それらの練習から何を学ぶか
それらの練習で自分の何と向き合うのか
それらの練習で改善するものは何か
というものがないと練習しても意味がないです。
それに自分の演奏スタイル、自分のクセ、課題というものは
自分では分かりにくいもの。
自分に足りないものは自分ではわからない
というのが人間というものです。
だからプロか誰かにチェックしてもらって
一緒に向き合っていくのが上達への近道なのですが
そういうこともせずに一般的なメソッドだけを追いかけていても
「できているようになっているはず」という思い込みだけが生まれて
実際には大して上達していないことって、よくあります。
練習に自分を合わせれば上達するって
そんなことは100%ないですよ。
自分に合った練習をするしかない
他の人に効果があっても、自分に効果があるとは限らない。
人間皆違いますからね。
身長だって体重だって違うし
手の長さや骨格、筋肉量も違うのですから
同じメソッドで上達するわけがない。
基本的な流れという意味では必要なのですが
そこから自分に合ったメソッドに変えていかないと
上達はしませんよ。
洋服だってS ,M,Lってサイズもありますし
靴だって長さと幅のサイズがあるし
ブルベ、イエベだってある。
ご自身のことを客観的に見る能力があればいいのですが
それってすっごく難しくって
なかなか自分のことをわかってそうでわかっていないです。
だから本気で上達したいというのであれば
レッスンに通ってプロに分析してもらい
自分に合った練習方法を教えてもらってください。
私は生徒さん一人一人に合ったカリキュラムでレッスンしていますので
基礎練習も、使用している教則本やエチュードも
全く違うということもよくあります。
また全く真逆のことを言うこともあります。
それはメソッドに生徒さんを当てはめているからではなく
生徒さんに合った指導をしているからです。
ご自身に合った練習していきませんか?
千葉県市川市・本八幡
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