繋ぎ目というのは何ですか?

繋ぎ目という言葉、フルートの練習では
初めてお聞きになるのではないでしょうか。

『繋ぎ目』という言葉での練習はなく
練習の説明で書かれていることがたまにあるのですが
この『繋ぎ目』をわかりやすくいうと『ソノリテ』です。

『ソノリテ』はお馴染みの教則本
薄くて高いあの楽譜、世界で一番売れているであろう楽譜。

フルートの音色をキレイにしたいと思っている方なら
ソノリテの存在は知っていらっしゃるかと思いますし
実際に練習されている方も多いと思います。

一般的に流通しているソノリテは
フランスの出版社の日本語訳なので
高級で高尚な感じが満足感を得やすい教則本なのですが

この本を使いこなしている方は
一体どのくらいいるのでしょうか。

ソノリテの練習はとっても不親切で奥が深い

実際にこの本を使ってレッスンもしていますし
効果的な練習であることは間違いなのですが
使い方を間違うとただの高い買い物になってしまいます。

ただ楽譜通りに練習をしても
自己流の練習だと必ず躓きます。

ちゃんと意味と目的を理解していないと
練習に効果が現れずに時間の無駄になってしまいます。

ある程度の下準備ができていないと
下手になる練習しかできないです。

とても効果のある本であることは間違い無いのですが
それと同じくらい逆の方向にも行ってしまう本でもあります。

だから私のレッスンでは『ソノリテ』に入る前に
『繋ぎ目』と称したプレソノリテを行なっています。

繋ぎ目とはソノリテの練習へのプロローグ

そもそも『ソノリテ』は
天才がプロに向けて教則本です。

業界の常識、プロ同士の阿吽の呼吸がわからなければ
理解不能で躓いてしまいます。

素晴らしいことはいっぱい書いてあります。
ただある程度、いやかなりフルートをわかっていないと
練習の本質がわからないです。

だから私のレッスンでは
業界の常識、プロ同士の阿吽の呼吸を
『繋ぎ目』の練習で徹底的に身につけていきます。

やることは簡単です。
音の繋ぎ目を平らにすること。

でもこれが本当に難しい。

息の吐き方が重要になってくるし
そうなるとお腹の使い方が安定していないといけないし
ついでにアパチュアが柔軟でないと厳しいし。

と、これまでご紹介した基礎練習が
ここで必要になってくるのです。

全ての基礎はこの練習のためと言っても過言ではない。
この練習をしたいがための基礎強化フルートレッスンと言っても過言ではない。

音色がキレイにならなくてお困りの方
棒吹きになってしまって落ち込んでいる方
歌のある演奏ができなくて悩んでいる方

是非とも、この『繋ぎ目』の練習をやっていただきたい。
ご自身の演奏が変わること間違いなしですよ!


【基礎強化フルートレッスンシリーズ】
①お腹の練習
②ブレスの練習
③タンギングの練習
④音量の練習
⑤クレッシェンドの練習
⑥繋ぎ目の練習
⑦アパチュアの練習

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千葉県市川市・本八幡にあるフルート教室
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