歌う演奏って強弱だけじゃないですよ
一つ前の投稿で歌う演奏に必要なのは『強弱』だと
マニアックな記事を書きましたけど
それだけでは歌う演奏はできません。
※歌う演奏ができるために必要なこと①
歌う演奏っていくつもの要素が
重なり合って生まれてくるものですので
強弱の他にもやるべきことはあるのです。
急にあれもこれもやってしまうと
未消化のまま取り組むことになりますので
まずは一つずつ取り組んでいただきたいのですが
一つ前の『強弱』がご自身の中で腑に落ちて
曲の中で応用できるようになったら
これから書く②に取り組んでみてくださいね。
まずは方法を知ることが大事ですけど
知ることと共に実践できなくては意味がない。
そしてその実践できるようになるためには
その理論を腑に落とさないといけないのですが
腑に落ちない限り、その理論は身にはつかないのです。
必ず①をご理解いただいてから
これから先の記事をお読みくださいね。
まだなんとなくよくわからない、という方は
この先には進まないでください。
『強弱』と共にやって欲しいこと
歌う演奏に必要なこと二つ目は
『長さ』です。
意味わかんないですよね。
長さってなんだ?って思いますよね。
楽譜には音の長さを指示する音符というものが書かれています。
全音符はこの長さ、四分音符はこの長さ
というふうに決められているのですが
歌う演奏にはこの長さを調整する必要があるのです。
例えば楽譜に16分音符が4つ書かれているとします。
通常であれば同じ長さで4つ吹くと思うのですが
実はこれ、同じ長さで吹いてはいけないのです。
それぞれの音符には役割があります。
一つ目の16分音符と二つ目の16分音符は
同じ音符でも意味と役割が違います。
もちろん三つ目も四つ目も違います。
そしてそれらは常にそうではなく
前後のメロディー次第で
その役割と意味も変わってきます。
だから状況に応じて長さを変える
というのが必要な技術となり
それが『歌う演奏』というのになるのです。
でも注意してほしいこと
『歌う演奏』は技術みたいなことを書きましたが
これは結果論であり、そこが本質ではないです。
歌った結果、①の強弱だったり②の長さだったりとなり
そこを意図的にやってしまうのは音楽ではありません。
あくまでもご自身の想いとか芸術性を表現したら
結果こういう演奏になったというのが音楽です。
でもわかりますよ。
こんな感じに吹きたいんだけど
その方法がわからないっていう人
よくレッスンにいらっしゃいます。
それは仕方がないことです。
だって「楽譜通りに吹かないといけない」
と思い込んでいるのですから。
その思い込みを外さない限り
『歌う演奏』というのはできません。
なのでその思い込みを強制的に外すために
この方法を使って「楽譜通りに吹かなくてもいい」
という新しい意識を持ってもらうのです。
これって自分一人では難しいんですよね。
だからこそ歌う演奏を目指しているのであれば
是非ともレッスンを受けて欲しいです。
そして『歌う』ことを理論的に説明できるレッスンで
仕組みから理解して実践していっていただきたい。
私、この分野は得意ですので
いろんな裏話を交えながらレッスンしますよ。
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