
「もっと歌って」って言われませんか?
私のレッスンにいらっしゃる方のお悩みとして
2番目に多いのが「歌う演奏がしたい」
というのがあります。
1番目はキレイな音色を吹きたいなのですが
キレイな音色と共に気になるのが
曲の表情、表現ですよね。
その表情、表現を音楽用語で言うと
『歌う』という言葉になるのですが
この『歌う』というのが非常に難しい。
フルートを吹きながら歌うって何?
声を出して歌うってこと?
なんとなく歌ってみてるけど、これでいいのかな?
など、レッスンでよく言われます。
『歌う』ってよく指示されるけど
『歌う』ってこと習っていないんですよね。
ご自身の感情をそのまま演奏すればいい
と、指揮の先生や指導者は言っているのですが
それはその人自身もどうしたらいいのかわからないから
「もっと歌って」と言って逃げているんです。
歌のある演奏にあるもの
「歌って」と言われてよくあるのが
体を動かすというのがあるんですけど
視覚的に『歌』を表現しているので
聴いている(見ている)側は
「歌っているな」と一瞬は思います。
でもよくよく聴いてみると
歌がないことはわかってしまいますので
これでは解決できないですよね。
じゃあ何をしたらいいのかというと
3つやることがありますので
今回はその一つを紹介しますね。
『歌う』演奏に必要なこと
その①は強弱です。
強弱は楽譜に書かれていますけど
その書かれている強弱以外の強弱をつける
という意味です。
強弱には2種類あります。
・表の強弱 → 楽譜に書かれている強弱
・裏の強弱 → 楽譜に書かれていない『歌う』ための強弱
これ本当ですよ?
楽譜を見ながらプロの演奏を聴いてみてください。
楽譜以上の強弱がついてますから。
ただ楽譜以上の強弱は微妙な差なので
録音だとちょっと聴き取りづらいです。
生の演奏で聴くと、とてもよくわかります。
細かく強弱をつけてみよう
じゃあその『歌う』ための強弱というの
どうやってつけたらいいのかというと
拍ごとにつけてみたり
八分音符単位でつけてみたり
十六分音符単位でつけてみたり
もっと細かい単位でつける
というものです。
ここからここまで
数小節間同じ強弱というのだと
変化がなくて聴いている方は飽きます。
『歌う』演奏というのは飽きがこないものなので
そうなると細かい単位での強弱の変化が必要となります。
『歌う』というのは
想像を遥かに超えた先にあります。
予想できるくらいのものには
感動は生まれません。
『歌う』とは感動が生まれるものです。
人が想像できる以上のものを提供しなくては
『歌う』が成り立ちませんので
細かく、もっと細かく、想像を超えた細かさで
強弱をつけていきましょう。
実際にどのようにしたらいいのかわからないようでしたら
私のレッスンでは丁寧にお伝えしておりますので
よかったらいらしてくださいね。
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