どんな練習・方法よりも大事なこと
歌う演奏について①②と書いてきましたが
今回はもっとその土台について熱く語り
『歌う』演奏について完結しますね。
・歌う演奏ができるために必要なこと①
・歌う演奏ができるために必要なこと②
①も②もあくまで方法論
方法も必要なことではありますが
それはこれから書く③があってのこと。
ごくごく当たり前のことではあるのですが
何故かここの部分をすっ飛ばす方が
まあなんて多いことか。
みなさま焦りすぎなのです。
焦ったところで③をやらなければ
①②を練習したところで無駄に終わります。
見える部分だけを頑張っても
見えない部分に時間をかけないと
『歌う』演奏はできないものです。
根性論とか精神論とかではないです。
人間の機能の問題であり
人間の脳の仕組みの問題なので
どんなに①②を頑張っても現実は変わりません。
なのでまずは③に重点を置いてみてくださいね。
とっても大事な基本的すぎること
『歌う』演奏がしたいのであれば
とにかく演奏を聴きまくってください。
フルートの演奏はもちろんですが
ヴァイオリンやチェロ、オーボエなど
フルート以外の楽器の演奏もおすすめです。
ソロ楽器以外の編成もおすすめです。
弦楽四重奏、金管五重奏、打楽器アンサンブルもいいですし
オーケストラ、吹奏楽、合唱もいいですよ。
最初はご自身の好きなものから聴いていただき
そこから聴いたことのない楽器や編成を聴くなど
幅を広げてみてはいかがでしょうか。
なぜ演奏を聴くことが大事かというと
ご自身の脳にデータを集めることが必要だからです。
人間はないものは表現できません。
聴いたこともないものは想像もできないので
生み出すこともできません。
だから『歌う』演奏を聴いて
『歌う』ということがどういうことなのかを知り
そしてどういうのが『歌う』ことなのかと学び
それをデータをして集めることが必要なのです。
そしてご自身が演奏するときに
集めたデータの中から気に入ったものを
再現して吹きまくっていくうちに
ご自身オリジナルの『歌う』が生まれるのです。
聴いたこともないものは演奏できない
だから演奏を聴くことが大事なのです。
タケシタ先生のおすすめ方法
とにかくたくさんの演奏を聴いて欲しいのですが
できることならチケットを買って
コンサートに行っていただきたいです。
それが難しいようでしたら
CD買って聴いたり
レコード買って聴いてみてください。
ネット社会の今の時代に
あえてCD、なんならレコード。
パソコンやスマホで
簡単に音楽を聴ける時代だからこそ
演奏を買うという行動をとっていただきたいのです。
気軽に聴けるものを否定するのではなく
それは取っ掛かり、入門的な感じで触れていただきたい。
そしてその演奏をご自身のものにしたいのであれば
ご自身でお金を払って手に入れる
というのが一番自分に染み込みます。
これは音楽に限らず
いろんなことに言える話ですね。
なので、まずはネットでコンサート情報を調べてみてください。
そしてたまに
「何を聴いたらいいのかわからない」
「おすすめの音楽を教えて欲しい」
と言われるのですが
そういう方にはラジオをおすすめしています。
聞き逃し配信もしていますので
聴きたいときに聴きたい番組が聴けますし
ランダムでいろんな楽器や編成の音楽が聴けます。
自分では選ばないような演奏を聴けるので
新たな発見があったりして楽しいです。
一応タケシタ先生のYouTubeもありますので
よかったらこちらも聴いてみてください。
⇨フルートティスト竹下喜子のYouTube
ほぼ昭和歌謡ですけど
何かの参考になるかと思います。
新たな世界観への第一歩にどうぞ。
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千葉県市川市・本八幡にあるフルート教室
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