練習だけが上達の時間ではない
日々練習したり演奏していると
「上達したいな」
って思うときありますよね。
「キレイな音色で吹けたらいいな」
「歌うような演奏ができたらいいな」
「あの人みたいな演奏がしてみたい」
そんなこと思うとき、誰でもあります。
生徒さんもそのようにおっしゃることもあります。
となると最初に思いつくのが
「じゃあ練習しよう」
なんですけど
まあ、これは絶対であり正解であり
そうなんですけど
その前に必要な時間があるのですが
意外と皆さん見落としがち。
練習前の必要な時間って？
練習は絶対です。
それがないと上達はしないんですけど
その練習の時間をより良いものにする
練習の土台とでもいうのでしょうか
これがないと意味がない、というものがあります。
それは『演奏を聴くこと』
上手な演奏だけではなく
好みの演奏ではないものも
プロからアマチュアまで
なんでもいろんな演奏を聴くことです。
なぜ聴かなくてはいけないのか？
それは自分の中に
理想とする演奏を作り上げるためです。
聴いたことがなければ
上手な演奏なんて分かりません。
目標、求める音楽が分からないのだから
上手な演奏、つまり目標がわからないのだから
上達はできませんよね。
目標、理想があるから
人間は頑張れるのです。
「こうなりたい」という想いがあるから
その理想に向かって具体的な行動が取れるのです。
ただ漠然と上達したいなって思っても
やることがわからないから
何も行動を起こすことができないんですよ。
とにかく演奏をたくさん聴くこと
とは言っても
何から聴いたらいいのか
わからないっていう人もいると思います。
おすすめはラジオ
厳選された音楽が流れていますので
ただなんとなく流し聴きでもいいので
とりあえず聴いてみてください。
そのうち
「あれ？なんかこの好みかも？」
「私ってこういうのが好きかも？」
なんて、自分の求める音楽の方向性がわかるかもしれません。
そのためには自分の専門の楽器やジャンルだけではなく
思いっきって真逆のジャンルとか
興味がない音楽、楽器、ジャンルも聴いてみてください。
まずはこの一歩から。
そうこうしていると
だんだんといろんな音楽に目がいくようになり
そういった情報を無意識で見るようになります。
そうなってくると
いろんな音楽を聴くという習慣が身につき
ご自身の好みの音楽
理想とする演奏というものが見えてくるはずです。
意外と置き去りにされがちなんですけど
これって結構重要ですよ。
ぜひたくさん聴いてみてくださいね。
千葉県市川市・本八幡
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